歯並びがよくても口ゴボは治療したほうがいい?放置するリスクや治療法を解説

      2025/10/20

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で口ゴボについて解説

こんにちは、武蔵小杉駅徒歩3分の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科です。

「横顔のバランスが悪い」
「自分の横顔が嫌い」

そのように感じる原因は、口ゴボのせいかもしれません。

口ゴボは口元が前方に突出している状態のことであり、歯列矯正によって治療が可能です。
しかし、一見歯並びが崩れているようには見えないことも多いため、「なぜ矯正治療?」と感じる方もいるのではないでしょうか。
今回は、口ゴボの症状やその原因、治療法について解説します。

 

口ゴボとは

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で口ゴボについて解説

口ゴボは、唇を閉じた状態で横顔を見た際に、口元が前につきだしている状態です。
横顔の美しさを表す「Eライン」が判断基準としてよく用いられており、横顔を見たときに鼻とあごの先端を結ぶ直線よりも唇が外側に出ていると、口ゴボと判断されます。

 

口ゴボの主な原因

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で口ゴボについて解説

骨格
口ゴボの原因の一つに骨格の問題があります。
この場合、遺伝的要因が影響していることもあって通常の歯列矯正だけでは十分に改善することが難しく、矯正治療に加えて外科的な治療が必要になることがほとんどです。
しかし、骨の成長が完了する前の子どもであれば、早期に治療を開始することで改善が可能なこともあります。

歯の傾斜
歯が前方に傾いている場合、歯並びが整っていても口元が前に出て見えることがあります。
特に上の前歯が前傾していると、唇が押し出されて口ゴボのような状態になります。
こういったケースでは、歯の角度を調整することで見た目の改善が期待できます。
矯正方法はマウスピース矯正とワイヤー矯正の両方が対応可能ですが、傾斜の度合いが大きい場合はワイヤー矯正のほうが適しています。

唇の厚みや筋肉のバランス
唇の大きさや形状、口周りの筋肉によって口ゴボに見えることもあります。
例えば唇が分厚い場合は、歯並びが良くても口元が強調されやすく、口ゴボの印象を受けることがあります。
また、唇の筋力が弱いと口が閉じにくくなり、常に口元が前に出た状態になってしまいます。
このようなケースは、口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングを行うことで、改善を図ることが可能です。

口周りの癖
舌の位置や口呼吸の習慣も口ゴボの原因となることがあります。
例えば、舌で前歯を押す癖があると、歯が前方に押し出されて口元が突出しやすくなります。
また、口呼吸が習慣化していると、唇の筋力が低下して口が開いた状態になりやすく、口ゴボのような印象になりやすくなります。

 

口ゴボを放置するリスク

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虫歯や歯周病のリスク増加
口ゴボの方は歯並びがデコボコとしていることが多く、そのために歯ブラシが隅々まで届きにくくなります。
その結果、歯垢が残りやすく、虫歯や歯周病にかかりやすくなってしまいます。さらに、鼻呼吸ではなく口呼吸をとなっている方が多いことも、口ゴボの方が虫歯や歯周病のリスクが高い要因です。
口呼吸により口内が乾燥し、細菌が蓄積・増殖しやすい環境となってしまうことで、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

顎関節症や肩こりへの影響
口ゴボの方はかみ合わせがよくないことが多く、左右均等に同じ力で食べ物をかむことができない傾向にあります。
そのため、あごの関節や筋肉に負担がかかり、顎関節症や肩こり、頭痛が生じやすいというデメリットがあります。

胃腸への負担増加
口ゴボを放置していると、かみ合わせが悪いために咀嚼が不十分になり、食べ物をきちんとかみ砕かずに飲み込むようになりがちです。
そのため消化器官に負担がかかる可能性があります。

呼吸や発音への影響
前歯の傾斜や上下のあごのバランスの悪さなどにより、発音や滑舌に影響が出る可能性があります。
空気が漏れ出てしまいやすいために、特に「さ行」や「た行」の滑舌が悪くなる傾向にあります。

 

口ゴボの治療方法

マウスピース矯正

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口ゴボの治療方法として、マウスピース矯正があります。
これは、透明なマウスピース型の矯正装置を装着することで、少しずつ歯を動かし歯並びやかみ合わせを整えていく方法です。
取り外しが可能で透明な見た目をしていることから、矯正治療中も口元の印象を自然に保つことができ、食事や歯磨きをいつも通り行えるというメリットがあります。

ただし、ワイヤー矯正に比べて適応症例は限られており、また一日の装着時間を守らなければ治療が計画通りに進まなくなるというデメリット・リスクもあります。
費用相場は約80~100万円となっており、治療の期間は1~2年程度です。

 

ワイヤー矯正

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ワイヤー矯正は、歯にブラケット型の矯正装置を装着し、ワイヤーを通して力を加えることで、歯並びやかみ合わせを整えていく方法です。
幅広い症例に対応できるというメリットがあり、歯を大きく動かす必要がある症例に向いています。

また、細かな動きに対応することも可能です。
マウスピース矯正と比べると、装置が目立つ、取り外しができない点がデメリットですが、見た目に関しては白いブラケット・ワイヤーを選んだり、歯の裏側に装置を付ける裏側矯正を選んだりすることで、ある程度カバーできます。
ワイヤー矯正の費用相場は70~120万円ほどで、一般的に表側矯正よりも裏側矯正のほうが費用は高くなります。

 

外科的矯正

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口ゴボが上下顎前突によるものであればマウスピース矯正やワイヤー矯正といった矯正方法で治療が可能ですが、骨格に起因するものの場合は外科的矯正が必要になることがあります。

外科的矯正は、歯を支える骨を外科的に修正することで、上下のあごの骨のバランスを整える治療です。
入院による手術が必要となるため患者さんの負担は大きくなりますが、「顎変形症」と診断されれば保険適用で治療を受けることができます。

 

まとめ

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で口ゴボについて解説

口元が前方に突出していても、顔を正面から見た際に歯並びに大きな問題を感じない場合には、それほどのリスクを感じないかもしれません。
しかし、口ゴボを放置することには虫歯や歯周病、顎関節症、消化器官への負担、呼吸や発音など、さまざまなリスクがあります。
また、横顔のバランスが気になることで、人間関係や社会生活に影響を与えることもあります。

「気づいたら口が空いている」「口元がコンプレックスになっている」といった場合には、一度矯正治療を専門とする歯科医院で相談をしてみることをご検討ください。

 



武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科:https://nego-dental.com/

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