インプラントがぐらついている場合はどうすればいい?対処法と原因を解説

      2025/08/20

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科でインプラントがぐらついている場合の対処法と原因をを解説

こんにちは、武蔵小杉駅徒歩3分の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科です。

インプラントは、天然歯に近い見た目とかむ力が魅力の治療法です。
しかし、長く使い続けている場合や、メンテナンスが不十分な場合には、だんだんとインプラントがぐらついてくることもあります。
そこで今回は、インプラントがぐらつく原因とその対処法について解説します。

 

インプラントがぐらつく理由

インプラント周囲炎の進行

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科でインプラントがぐらついている場合の対処法と原因をを解説

インプラントがぐらつく代表的な原因の一つが、インプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎は、インプラント周辺の歯ぐきに炎症が生じ、細菌感染が広がることで引き起こされる疾患です。
歯周病と同じように、放置すると歯槽骨が破壊されてインプラントを支える力が弱くなり、さらに症状が進行すればインプラントが脱落する可能性もあります。
喫煙や不十分な口腔ケアが主な原因となるため、細菌の繁殖を防ぐためには、日々のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

アバットメントのゆるみ

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科でインプラントがぐらついている場合の対処法と原因をを解説

インプラントは、インプラント体と人工歯、そしてそれらを連結させるためのアバットメントの三つから構成されており、それぞれがしっかりと接合されることで安定感を保っています。
そのため、咀嚼時の強い衝撃や歯ぎしり・食いしばりの習慣によってアバットメントがゆるんでくると、インプラントはぐらつくようになります。
また、そういった決定的な原因がなかった場合でも、長期間使用していることでアバットメントがゆるむこともあります。

 

骨との結合が不十分

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科でインプラントがぐらついている場合の対処法と原因をを解説

インプラントの安定性のためには、骨とインプラントがしっかりと結合している必要があります。
術後の経過や治療技術、骨の状態など、さまざまな要因によって骨との結合が不十分になると、ぐらつきが感じられるようになります。

 

骨の厚みが不十分

インプラントを安定させるためには、骨に十分な厚みがある必要があります。
十分な厚みがない場合には、安定性が損なわれ、ぐらつきの原因となることがあります。

 

かみ合わせやかみ癖

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科でインプラントがぐらついている場合の対処法と原因をを解説

かみ合わせの悪さや歯ぎしり、食いしばりといった習慣は、インプラントに過度な負担をかけ、ぐらつきを引き起こす原因になります。
また、こうした習慣が続くことで、かみ合わせの悪さがさらに悪化することもあります。

 

接着剤の劣化

インプラント体に接着剤で取り付ける人工歯の場合、使用期間が長くなると、接着剤の劣化により粘着力が低下し、人工歯がぐらつくことがあります。
インプラント体自体に問題がない場合は、接着剤で再度しっかりと固定することで安定性を取り戻すことができます。

 

インプラント体の破損

硬いものをかむ、またはあごを強くぶつけるなど、外部からの衝撃でインプラント体が破損すると、安定性が失われ、ぐらつきが生じることがあります。

 

インプラントがぐらつく場合にすべきこと

歯科医院の受診
インプラントがぐらついていることに気づいたら、すぐにかかりつけの歯科医院に連絡を取り、早めに歯科医師に診てもらうようにしましょう。
自己判断での対処は状況を悪化させる可能性があるため、歯科医師の指示に従うことが大切です。

口内を清潔に保つ
歯科医院の受診までに数日かかる場合は、口内を清潔に保つことに努めましょう。
特にインプラント周囲炎が疑われる場合は、口腔内を清潔に保つことで症状の悪化を防ぐようにしてください。

 

インプラントがぐらついている場合にしてはいけないこと

インプラントを触る
気になって指や舌で触ってしまうことがあるかもしれませんが、余計な刺激を加えると、ぐらつきが悪化するだけでなく、歯ぐきの炎症を引き起こす可能性もあります。
インプラントに不具合を感じる場合でも、できる限り触れないように心がけてください。

自分で対処しようとする
ぐらつきを自分でどうにかしようとすると、その後の口内環境や治療に影響を及ぼす可能性があります。
さらなるトラブルにつながりかねないため、自己判断での対処は控えるようにしてください。

硬いものを食べる
インプラントがぐらついている場合、硬い食べ物をかむとインプラントへさらなる負担がかかり、ぐらつきが悪化する危険性があります。
うどんやおかゆ、ヨーグルトのようなやわらかい食べ物を選ぶことで、インプラントへの刺激を減らし、状態を悪化させないようにしましょう。

 

インプラントのぐらつきに対する歯科医院での治療法

インプラント周囲炎の治療

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科でインプラントがぐらついている場合の対処法と原因をを解説

インプラント周囲炎がぐらつきの原因である場合、治療が必要です。
軽度であれば、クリーニングやブラッシング指導、抗菌薬の投与といった処置で症状を緩和できますが、重度の場合は歯ぐきを切開して清掃を行う外科的治療や骨造成のほか、インプラントの除去が必要になることもあります。

 

部品の調整

アバットメントのゆるみが原因であれば、歯科医院で締め直すことで対処が可能です。
アバットメントは、使用を続けているとゆるむことがあるため、定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。
接着剤の劣化が原因の場合は、専用の接着剤を用いて再度固定します。
場合によっては、人工歯の制作やかみ合わせの調整も必要となります。

 

インプラントの再手術

武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科

インプラントがぐらついている場合、再手術が必要となるケースもあります。
その場合、インプラント除去後に骨の回復を待ってから施術を行うのが一般的です。

 

かみ合わせの調整

かみ合わせの問題からぐらつきが生じている場合は、かみ合わせの調整が必要です。
かみ合わせが崩れている原因に合わせて、治療を行います。

 

インプラントの除去

インプラントのぐらつきが重篤な場合や改善しない場合は、インプラントの除去を含めた治療が検討されることになります。
ただし、これは最終手段であり、できる限りほかの治療方法を試みるのが一般的です。

 

まとめ

インプラントがぐらつく原因はさまざまですが、特にインプラント周囲炎には注意が必要です。
インプラント自体は虫歯にはならないものの、その周囲が炎症を起こすリスクはありますので、日々のケアと定期的なメンテナンスにより、口内を清潔に保つようにしましょう。
また、ぐらつきを感じた場合には自己判断で対処せず、すぐに歯科医師に相談するようにしてください。

 



武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科:https://nego-dental.com/

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