特定の歯だけが動揺する原因は?歯周病以外の要因「咬合性外傷」を解説

      2026/07/10

武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で特定の歯だけが動揺する原因は?歯周病以外の要因「咬合性外傷」を解説

こんにちは、武蔵小杉駅徒歩3分の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科です。

「歯がぐらぐらする」「特定の歯だけが揺れる」という場合、多くの方がまずは歯周病を思い浮かべるかと思います。
しかし、歯が揺れる原因は、それだけではありません。
歯周病が進行していないのに特定の歯だけがぐらつくという場合、咬合性外傷が関与している可能性があります。
今回は、咬合性外傷の症状や原因、歯周病との違い、治療法などを解説します。

 

咬合性外傷とは

武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で特定の歯だけが動揺する原因は?歯周病以外の要因「咬合性外傷」を解説

咬合性外傷とは、過剰な咬合力・偏った方向からの力・繰り返しかかる力などによって、歯周組織に損傷が生じている状態です。
その原因によって「一次性咬合性外傷」と「二次性咬合性外傷」に分けることができ、一次性咬合性外傷は、骨や歯根膜などの歯周組織が正常な状態であるにもかかわらず、過剰な咬合力によって組織が傷ついている状態です。

二次性咬合性外傷は、通常であれば問題とならない程度の咬合力が、歯周病などによって弱体化した歯周組織に加わることで生じる損傷です。

 

咬合性外傷の原因

歯ぎしり(ブラキシズム)

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咬合性外傷の代表的な原因の一つが歯ぎしりです。
上下の歯を擦り合わせたり、強く噛み締めたり、歯を小刻みにカチカチと当てたりする習慣が長年にわたって繰り返されることで、歯根膜・歯槽骨へダメージが及びます。
歯の摩耗・顎関節症・頭痛・肩こりなどの症状を伴うこともあります。

 

食いしばり(クレンチング)

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歯を強く噛み締める食いしばりは、特定の歯やその歯根膜に持続的な圧力をかけます。
緊張や集中、ストレスを感じている際や、パソコンやスマートフォンを使用している際、運転中や重い物を持っている際などに生じやすい傾向があります。

 

詰め物・かぶせ物・補綴物の咬合の高さの問題

詰め物やかぶせ物、ブリッジ、インプラントなどの補綴物が、周囲の歯との噛み合わせに比べてわずかに高い場合、その歯だけに咬合力が集中します。
それにより、気づかないうちに咬合性外傷が進行することがあります。

 

歯の喪失による噛み合わせの変化

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歯が抜けた箇所をそのままにしていると、隣接する歯が空いたスペースへ傾いてきたり、対合する歯が伸びてきたりすることで、噛み合わせのバランスが崩れます。
この変化によって特定の歯に過剰な力が集中するようになり、咬合性外傷が生じることがあります。

 

矯正治療後の後戻り

矯正治療後に保定が不十分な場合、歯が徐々に元の位置に戻ろうとして噛み合わせのバランスが崩れ、特定の歯への咬合集中が起きることがあります。

 

咬合性外傷の症状

歯の動揺

咬合性外傷の特徴的な症状は歯の揺れです。
過大な咬合力によって歯根膜が繰り返し傷つけられることで、歯根膜の線維組織が変性して歯槽骨の吸収が起こり、歯を固定する力が低下します。
特定の歯だけが他の歯よりも明らかに揺れている場合、その歯に過剰な力が集中している可能性があります。

 

噛んだときの痛みや不快感

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咬合性外傷があると、噛んだときに特定の歯に痛みや違和感を覚えることがあります。
虫歯でもないのに噛むと特定の歯に痛みが出る場合は、咬合性外傷の可能性があります。

 

歯の移動・傾斜

長期にわたる咬合性外傷によって歯槽骨の吸収が進むと、歯の位置が変化してくることがあります。
歯が傾いてきた、歯と歯の間に隙間ができてきたといった変化は、歯周病だけでなく咬合性外傷の可能性もあります。

 

歯の摩耗・破折

過剰な咬合力が長年にわたって加わり続けると、歯の咬合面が摩耗したり、歯が欠けたり、ひびが入ったりすることがあります。

 

知覚過敏

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咬合性外傷によって歯根膜が損傷を受けると、知覚過敏症状が現れることがあります。
咬合性外傷による知覚過敏は、過剰な咬合力を取り除くことで改善することがありますが、力による損傷が長期間続いた場合には歯髄炎へと進行するリスクもあります。

 

歯周病と咬合性外傷の相互作用

歯周病は、歯垢に含まれる細菌によって歯肉・歯根膜・歯槽骨が破壊されていく炎症性疾患です。
この歯周病によって歯を支える組織が弱体化すると、通常では問題とならない程度の咬合力でも咬合性外傷が起きやすくなります。

また、咬合性外傷によって歯根膜・歯槽骨の状態が悪化すると、細菌感染に対する抵抗力が低下し、歯周病の進行が促進されるリスクがあるとも考えられています。
そのため、歯周病と咬合性外傷が併発しているケースでは、両方の問題に同時にアプローチする必要があります。

 

咬合性外傷の治療法

咬合調整

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詰め物やかぶせ物が高い・特定の歯に早期接触がある・噛み合わせに干渉があるといった場合には、咬合調整が行われます。
過剰な接触部位を特定し、その部分を削って噛み合わせを整えます。

 

ナイトガード(マウスピース)の使用

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歯ぎしりや食いしばりによる咬合性外傷に対しては、就寝時にナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着することで、歯への過剰な力を分散・緩和します。

 

補綴物の再製作・修正

補綴物の咬合の高さや形態が問題となっている場合は、その補綴物を除去して作り直す必要があります。

 

歯の固定

咬合性外傷による動揺が激しい歯を、隣接する健康な歯と固定する処置が行われることがあります。
動揺している歯に加わる力を隣の歯と分散させることで、歯根膜への負担を軽減し動揺の改善を図ります。

 

抜歯と補綴治療

咬合性外傷が重度に進行して歯根破折が起きている、歯の保存が困難な状態まで至っているという場合には、抜歯が必要になることがあります。
抜歯後は噛み合わせのバランスを回復するためにインプラント・ブリッジ・入れ歯などの補綴治療を行います。

 

咬合性外傷を放置すべきでない理由

歯根膜・歯槽骨の損傷
咬合性外傷による歯根膜の損傷・歯槽骨の吸収は、長期間放置して損傷が蓄積されると治療が困難になります。
特に歯槽骨の吸収は一度進行すると自然には回復しないため、早期発見・早期治療が大切です。

歯周病との悪循環に陥るリスク
咬合性外傷が歯周病の進行を促進し、進行した歯周病がさらに咬合性外傷を悪化させるという悪循環に陥るリスクがあります。
放置期間が長くなるほど悪循環が深まり、治療が複雑かつ困難になります。

歯根破折による抜歯リスク
咬合性外傷の放置が歯根破折につながり、抜歯が必要になるリスクがあります。
歯を失うことは、隣接する歯の傾斜・対合歯の挺出・顎骨の骨吸収・補綴治療の必要性などの問題を引き起こします。

 

まとめ

武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で特定の歯だけが動揺する原因は?歯周病以外の要因「咬合性外傷」を解説

咬合性外傷は過剰な噛み合わせの力によって歯周組織が傷ついている状態であり、歯ぎしり・食いしばり・補綴物の高さの問題・歯の喪失による噛み合わせの変化などによって起こります。
咬合調整・ナイトガード・歯周病治療・矯正治療・補綴治療など、原因と状態に応じた治療法を選択することで、歯の動揺の改善と長期的な歯の保存が期待できます。

 



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