氷を噛む癖「氷食症」が歯に与えるダメージと原因を解説

      2026/02/10

武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で「氷食症」が歯に与えるダメージと原因を解説

こんにちは、武蔵小杉駅徒歩3分の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科です。

氷を頻繁に噛む習慣は、歯や口内環境に深刻なダメージを与える可能性があります。
「氷を噛まずにはいられない」という状態が続く場合、氷食症(ひょうしょくしょう)と呼ばれる症状が原因の可能性もあります。
今回は、氷食症の基本的な知識や、歯に与えるダメージ、対処法を解説します。

 

氷食症とは

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氷食症は、異食症の一種です。
異食症は、通常の食事以外で栄養価のない物質を継続的に摂取してしまう状態であり、氷食症ではその名の通り氷を摂取し続ける症状がみられます。
一般的には、製氷皿1皿分以上の氷を毎日摂取し、それが1か月以上続いている場合に、氷食症と診断されます。

氷食症の特徴として、氷を噛むことで得られる独特の感覚に強く依存してしまう点が挙げられます。
氷を噛み砕くときの音や振動、冷たさなどに快感を覚え、それらの刺激がないと落ち着かなくなります。
また、ストレスや不安を感じた際に、氷を摂取することで一時的に心を落ち着かせようとする傾向もみられます。
年齢や性別を問わず発症する可能性がありますが、特に10代から30代の女性に多く、妊娠中の女性にも比較的多いとされています。

 

異食症・氷食症の原因

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氷食症を含む異食症は、複数の要因が重なって発症すると考えられています。
主な原因の一つは、鉄欠乏性貧血です。
鉄分が不足すると脳内の神経伝達物質であるドーパミンの生成に影響が及ぶことで、氷食症の症状が出ると考えられています。

また、ストレスの解消手段として氷を摂取する傾向があることから、ストレスや精神的な要因も影響すると考えられています。
そのほか、口内の乾燥や味覚の変化も、氷の冷たさや硬さによる刺激を心地よく感じやすくなることから、氷食症の原因となることがあります。

 

氷食症が歯に与えるリスク

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歯の欠け・ヒビ
氷を強い力で噛み砕くと歯のエナメル質に過度な負担がかかり、歯が部分的に欠けることがあります。
歯にヒビが入ると、そこから細菌が侵入しやすくなるため、虫歯や歯髄炎のリスクが高くなります。

歯の摩耗
氷を噛む習慣は、歯のエナメル質を少しずつ削り取り、形状を変えてしまう原因になります。
摩耗が進むと、エナメル質の下にある象牙質が露出し、冷たいものや甘いものに対する知覚過敏が起こりやすくなります。
重度の摩耗では、噛み合わせのバランスの崩れや、歯髄炎や神経の壊死など、より深刻な問題を引き起こすこともあります。

補綴物や歯科装置の破損・脱落
硬い氷を噛むことにより、詰め物やかぶせ物、ブリッジ、インプラント、矯正装置など、口内にある人工物が損傷を受けるおそれがあります。
矯正治療中の場合には、氷を噛むことで装置の破損が起これば、治療の進行が遅れたり、追加の処置や費用が必要になったりと治療計画全体に影響を及ぼす可能性もあります。

知覚過敏の悪化
氷を噛み続けることでエナメル質が削られ、内部の象牙質が露出すると、外部からの温度や刺激が神経に直接伝わりやすくなります。
そのため氷食症による歯への物理的な負担は、知覚過敏の発症や症状の悪化につながります。

顎関節症への負担
氷を噛み砕く際には、通常の咀嚼よりもはるかに強い力が顎関節にかかります。
そのため、この状態が続くと顎関節症の発症や症状の悪化を招くおそれがあります。

 

氷食症への対処法

野菜で代用する

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氷を噛むことで得られる心地よさは、硬いものを噛み砕く際の音や感触、口の中での刺激によるものです。
これらの感覚を満たす手段として、野菜を代用するという方法があります。
セロリ、人参、大根、キュウリなどの歯ごたえのある野菜は、噛み応えがありながらも歯に負担をかけにくいため、氷の代用にしてみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫で十分に冷やしたものを使えば、氷に近い感覚をより感じることができます。

 

鉄分を摂取する

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氷食症の主な原因の一つは鉄欠乏性貧血のため、血液検査で鉄不足が確認された場合、鉄分補給によって症状の改善が期待できます。
食事から鉄分を取り入れるには、レバー、赤身肉、魚介類、貝類、ほうれん草、小松菜、ひじき、大豆製品などを意識して摂取するようにしましょう。
ビタミンCを多く含む食品を同時に摂ることで、鉄の吸収率を高めることができます。

 

ストレス対策をする

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氷食症の発症や悪化にはストレスが関与していることも多いため、ストレス管理も欠かせません。
例えばウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動は、ストレスホルモンの分泌を抑え、エンドルフィンと呼ばれる快感物質の分泌を促します。
また、睡眠の質を高めることも重要です。
十分に睡眠をとり、規則正しい生活リズムを保つことで、ストレスへの耐性が向上し、氷を噛む衝動の抑制につながる可能性があります。

 

生活リズムを整える

不規則な生活はホルモンバランスを乱し、ストレスへの耐性を低下させるため、氷食症を悪化させる要因となります。
就寝前のスマートフォンやパソコンの使用を控える、適度な運動を習慣化する、毎日同じ時間に食事をとるといった工夫で、生活リズムを整えるようにしましょう。

 

医療機関に相談する

氷食症は、自己判断で対処するよりも、医療機関で診断と治療を受けることが大切です。
まずは、かかりつけの医療機関に相談し、血液検査で鉄欠乏性貧血の有無を確認しましょう。
必要に応じて鉄剤の処方や栄養指導を受けることができます。

また、歯科医院での診察も重要です。
氷食症によって歯や補綴物に損傷が生じている場合があるため、口内の状態を確認し、必要に応じた治療を受けるようにしてください。
精神的な要因が強い場合には、精神科や心療内科での治療も検討しましょう。

 

まとめ

武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で「氷食症」が歯に与えるダメージと原因を解説

氷食症は、歯の欠けやヒビ、摩耗、知覚過敏の悪化、補綴物の破損、顎関節症など、さまざまな口内トラブルを引き起こす可能性があります。
鉄欠乏性貧血、ストレス、生活習慣の乱れ、精神的要因など複数の原因が考えられるため、改善には多角的な視点が欠かせません。
野菜による代用や鉄分の摂取、ストレス対策、生活リズムの改善、医療機関での治療などを組み合わせ、少しずつ改善していきましょう。

 



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