抜歯後すぐにインプラントは可能?|治療のタイミングと注意点
2025/09/25

こんにちは、武蔵小杉駅徒歩3分の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科です。
「歯を抜いたあと、どのくらいでインプラントって入れられるの?」 インプラントを考えている患者さまから、よくいただくご質問です。
インプラント治療は、失った歯を補うとてもよい方法ですが、「いつインプラントを入れるか」によって、治療の期間や成功率、見た目のきれいさなどに影響が出ることがあります。
このブログでは、インプラントの治療を始めるタイミングの違いや、それぞれの特徴、治療を選ぶときのポイントをわかりやすくご説明します。
インプラントの治療は「いつ始めるか」で3つの方法があります
タイミング | 内容 | 治療開始の目安 |
---|---|---|
① 抜歯と同時(即時埋入) |
歯を抜いたその日にインプラントを入れる |
抜歯当日〜1週間 |
② 少し待ってから(早期埋入) |
歯ぐきがある程度治ってから入れる |
抜歯後2〜4か月 |
③ しっかり治ってから(待時埋入) |
骨や歯ぐきが完全に治ってから入れる |
抜歯後6か月〜 |
① 抜歯と同時にインプラントを入れる方法(即時埋入)

歯を抜いたその日に、同じ場所にインプラントを入れる方法です。
手術が一度で済むため、治療の期間が短くなります。
メリット
治療の回数が少なくてすむ
骨や歯ぐきがやせるのを防ぎやすい
見た目をきれいに保ちやすい(特に前歯に有効)
デメリット
骨が少なくインプラントの固定ができない場合はできない
高い技術が必要
向いている人
骨の状態が良好な人
自然な見た目にしたい方
治療期間を短くしたい人
→治療期間の短縮や組織の温存などメリットが大きため可能な場合は第一選択としておすすめしています!
② 歯ぐきが少し治ってから入れる方法(早期埋入)

歯を抜いたあと、歯ぐきがふさがってきたタイミング(2〜4か月後)でインプラントを入れる方法です。
メリット
感染の心配が少ない
骨や歯ぐきがまだ大きく変化していない
歯ぐきの状態が改善しているため骨造成を行いやすい
デメリット
抜歯と別の日に手術が必要
骨の量が少ない場合は人工骨を使うことも
向いている人
軽い炎症がある人
自分の骨が少なく、骨造成が必要な人
③ しっかり治ってから入れる方法(待時埋入)

抜歯したあと、骨や歯ぐきが完全に治るまで数か月待ってから、インプラントを入れる方法です。
メリット
骨や歯ぐきの状態を確認できる
感染のリスクがほとんどない
より慎重に計画できる
デメリット
治療期間が長くなる
骨や歯ぐきがやせやすい
見た目の回復に時間がかかることも
向いている人
感染が強い人
骨が少ない人
治療を慎重に進めたい方
→抜歯してから時間が経過するほど骨が少なくなっていくことが最大のデメリットです。 当院では可能な限り骨の吸収を抑える方法として抜歯時にリッジプリザベーションを行うこと推奨しております。
どのタイミングが一番いいの?

「このタイミングが一番良い」とは一概に言えません。
以下のような要素をもとに、最適な治療時期を判断します。
骨や歯ぐきの状態(CTで確認)
歯周病や感染の有無
全身の健康状態(糖尿病、喫煙など)
見た目の希望(前歯か奥歯か)
治療期間や手術回数への希望
👉 当院では、一人ひとりに合わせたご提案を行っています。
よくあるご質問(FAQ)
まとめ
インプラントは「いつ入れるか」によって、治療の結果や期間に大きく影響します。
患者さまのお口の状態に合わせて、一番安全で、見た目もきれいに治療できるタイミングをご提案します。
ご相談の際は可能であれば抜歯前にご相談ください。
ご不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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