歯磨き後に味覚が変わるのはなぜ?その理由や対処法を解説

      2025/12/31

武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で歯磨き後に味覚が変わるのはなぜ?その理由や対処法を解説

こんにちは、武蔵小杉駅徒歩3分の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科です。

歯磨きをした直後にオレンジジュースやコーヒーなどを飲み、味の変化を感じたことがある方は多いと思います。
このような歯磨き後の味覚変化は、歯磨き粉に含まれる成分が、味覚の仕組みに影響を与えることで起こります。
今回は、味覚の基本的なメカニズムや歯磨き後に起こる味覚変化の原因、対処法について解説します。

 

味を感じる仕組み

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私たちは、食べ物の味を主に舌の表面にある「味蕾(みらい)」という器官によって感じ取っています。
味蕾には甘味・塩味・酸味・苦味・うま味を受け取る感覚細胞があり、神経を通じて刺激を脳に伝え、脳で情報が統合されることで「味」として認識しています。
また、香りや温度、食感も味覚の印象に大きく関わります。
鼻が詰まっていると食べ物の味がわかりにくくなるのは、嗅覚の働きが低下しているためです。

 

歯磨き後に味覚が変わる原因

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歯磨き後に味が変わる主な原因は、歯磨き粉に含まれるラウレス硫酸ナトリウム(SLS)などの界面活性剤です。
この成分は歯磨き粉を泡立てて汚れを落とす作用がありますが、味覚にも二つの影響を与えます。

一つ目は、甘味受容体への抑制です。
ラウレス硫酸ナトリウムは味蕾内の甘味受容体の働きを一時的に弱めるため、オレンジジュースなどが甘く感じられなくなります。
二つ目は、舌表面のリン脂質の分解です。
リン脂質は舌の細胞膜の主要成分で、苦味を和らげるクッションの役割がありますが、ラウレス硫酸ナトリウムによって分解されると苦味に敏感になり、普段は感じない程度の苦味も強く感じられるようになります。
この二つの作用が重なることで、歯磨き直後は甘味が抑えられ、苦味が強まって感じられます。

 

歯磨き粉で味覚が変わるのを防ぐ方法

歯磨き後の味覚変化を防ぐには、ラウレス硫酸ナトリウムを含まない歯磨き粉を使うようにしましょう。
似た成分としてラウリル硫酸ナトリウムなども使われることがあるため、成分表示を確認して避けるようにすると味覚変化で不快な思いをする可能性を減らせます。
また、植物由来の成分を使った天然系やオーガニック系の歯磨き粉も選択肢の一つです。

さらに、歯磨き粉を変えるだけでなく、歯磨き後にしっかりと口をすすぐことも重要です。
普段より少し長めに、数回に分けてうがいをすることで、口の中に残った界面活性剤を取り除き、味覚の変化を和らげることができます。

 

そのほかの味覚が変わる原因

自律神経の乱れ

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自律神経のバランスが崩れると、味覚にさまざまな影響が現れます。
特に慢性的なストレスは自律神経に負荷をかけ、消化器の働きにも影響します。
消化酵素の分泌が減り、胃の内容物の移動が遅くなることで、口の中に苦味や酸味などの不快な味を感じやすくなります。
朝起きたときや空腹時に口内の苦味を感じることがある場合、前日のストレスや消化不良が関係している場合が多くあります。
さらに、ストレスによる自律神経の乱れは味覚神経の感受性にも影響し、緊張状態が続くと神経の働きが低下し、味を感じる敏感さが弱まってしまいます。

 

低亜鉛血症

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亜鉛は味覚を正常に保つために必要な栄養素であり、欠乏すると味覚障害が現れやすくなります。
亜鉛不足に陥る原因としては、偏った食生活や吸収障害、慢性的な下痢、アルコールの過剰摂取などが挙げられます。
また、高齢者や妊娠・授乳期の女性は必要量が増えるため、欠乏しやすい傾向があります。

亜鉛を多く含む食品には、牡蠣、牛肉、豚肉、鶏肉などの動物性タンパク質のほか、豆類やナッツ類があります。
特に牡蠣は亜鉛の含有量が高く、効率よく補給できます。

 

感染症

風邪や新型コロナウイルス感染症などのウイルス感染症は、鼻やのどの炎症を引き起こし、味覚や嗅覚に異常をもたらすことがあります。
ウイルスが味覚や嗅覚に関わる受容体に影響を与えることで、これらの感覚が一時的、あるいは長期的に低下します。
特に新型コロナウイルス感染症では、味やにおいを感じにくくなる症状がよく知られています。

 

更年期障害

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更年期には、苦味や不快な味を感じやすくなることがあります。
これは、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することで唾液の分泌量が低下するためです。
唾液は味を感じる物質を味蕾に運ぶほか、口腔内の細菌バランスを整える役割があります。
分泌が減ると、これらの働きが弱まり、味覚の変化や口の乾燥、飲み込みにくさなどが現れるようになります。

 

加齢

加齢により、食べ物の味が以前と違って感じられることがあります。
これは、味蕾の数が徐々に減り、残っている味蕾の働きも低下するためです。
甘味や塩味は比較的保たれますが、苦味や酸味の感覚は弱まりやすく、食べ物全体の味のバランスが変化します。
さらに、舌の表面が滑らかになったり、唾液の分泌量が減ったりすることも味覚に影響します。

 

病気の影響

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さまざまな病気や治療によって、味覚が変化することがあります。
例えば、がん治療で行われる化学療法や放射線療法は、味覚細胞に影響を与えることから、治療期間中に強い苦味や金属のような味を感じることがあります。

胃食道逆流症(GERD)では、胃酸が食道を通って口まで上がることで、持続的な酸味や苦味を感じる場合があります。
肝臓や腎臓の働きが低下すると、体内に代謝物がたまり、血液を通して味覚受容体に届くことで異常な味が生じることもあります。

また、糖尿病では高血糖が続くことで味覚受容体の働きが弱まり、全体的に味を感じにくくなります。
さらに糖尿病に伴う神経障害が加わると、味覚神経の機能にも影響が及ぶことがあります。

 

まとめ

歯磨き後に味が変わる主な原因は、歯磨き粉に含まれるラウレス硫酸ナトリウム(SLS)などの界面活性剤です。
この成分により、甘みを感じにくく、苦味が強く感じられる状態になることで歯磨き後に口に入れたものの味に違和感を覚えるようになります。
こうした味覚の変化を防ぐためには、ラウレス硫酸ナトリウムやラウリル硫酸ナトリウムを含まない歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
また、歯磨き後に口を十分にすすぎ、残った界面活性剤を洗い流すことも、味覚の変化を和らげるポイントです。

 



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