自家歯牙移植

    歯牙移植とは?

    武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で自家歯牙移植

    歯牙移植とは、歯を失ってしまった場所に自分の歯を別の場所から移植する治療法です。
    例えば、重度の虫歯になってしまった場合や事故などによって歯根が割れてしまった場合などで、抜歯した部分に親知らずや過剰歯などを移植することができます。
    歯と一緒に「歯根膜」という歯の周囲にある組織を移植するためなじみが良く、自然な噛み心地を取り戻すことができます。

     

    歯牙移植による治療

    武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科で自家歯牙移植

    歯牙移植とは、歯を失ってしまった場所に、自分の歯を別の場所から移植してよみがえらせる治療方法です。

    「歯の移植なんてできるのか?」と不思議に思う方も多いかもしれませんが移植する歯の状態やお口の健康状態など歯牙移植にはいくつかの条件がありますが、その条件を満たせば大変効果の高い治療です。

    お悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

     

    歯牙移植が成功するカギは?

    歯牙移植が成功するかどうかは、移植する歯の歯根膜の状態が大きく関係します。
    施術の正確な手順で短期間に移植を行えば成功率が高くなり、患者様が若年者の場合はさらに成功率が高くなるという報告もあります。

    当医院では、高度な技術と豊富な経験を持つスペシャリストが、患者様お一人おひとりの状態を詳細にチェックして治療プランをご提案しますので、安心して治療をお受けください。

    ~歯牙移植の条件~
    • 噛み合わせに不必要で、今後使う予定のない健康な歯(親知らずや転位歯など)がある
    • 移植する歯の形がなるべく単純である
    • すべての歯が健康な状態にある(歯周病などの治療が終わっている)
    • 移植される場所の顎の骨が十分な骨量を有している
    • 年齢的には若年(40代以下)の方が成功率は高い
    • 抜歯した穴(抜きたてか、抜いて1か月以内位)がある方が有利

     

    歯を失った場合の治療

    歯を失った場合の治療には、「歯牙移植」「インプラント治療」「入れ歯」「ブリッジ」の4つの方法があります。
    それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、どの治療法がベストであるかは一概には判断できませんが、患者様のご希望やお口の状態を考慮して、最適な治療法をご提案いたします。

    治療法 イメージ メリット デメリット
    インプラント治療 武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科の自家歯牙移植治療
    • 周りの歯を削らなくてすむ
    • 骨に力が加わることで骨吸収を抑制できる
    • 噛む力の分散を行うことで他の歯への負担を軽減できる
    • 天然歯のような噛み心地が得られる
    • メインテナンスをすることで長期的な安定が得られる
    • 外科手術が必要
    • 全身疾患がある場合、治療できないことがある
    • 治療期間が長くなることがある
    • 成長期の患者には適応できない
    • 治療費が他の治療に比べて高価
    入れ歯 武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科の自家歯牙移植治療
    • ほとんどの症例に適用可能
    • 取り外しができるためメインテナンスが容易
    • 比較的安価に治療ができる
    • 総義歯の場合見た目の改善ができる
    • 金属のバネなどが見えることで見た目が気になることがある
    • 装着時に異物感が強く出ることがある
    • 他の治療と比較して咀嚼効率が悪い
    • 他の治療と比較して耐用年数が短い
    • バネをかけることで他の歯に負担がかかりやすい
    ブリッジ 武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科の自家歯牙移植治療
    • 入れ歯に比べ比較的美しい見た目が得られる
    • 違和感が少ない
    • インプラント治療に比べて安価
    • 隣の健康な歯を削る必要がある
    • 発音に問題が出る場合がある
    • 清掃性が悪い
    • 土台となる歯に負担がかかりやすい
    歯牙移植 武蔵小杉の歯医者、武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科の自家歯牙移植治療
    • 自然な噛み合わせが得られる
    • 自分の歯なのでアレルギーなどのリスクがない
    • 保険治療を適応することができるため費用を抑えられる
    • 治療できる条件がかぎられる
    • 外科手術が必要
    • 年齢を重ねるほど治療の成功率が低下する可能性がある

     

    インプラント 入れ歯 ブリッジ 歯牙移植
    説明

    治療期間は数ヵ月以上かかり、自費診療のため費用が高く、手術も必要です。
    しかし、他の治療法より硬いものをしっかり噛むことができ、自然な見た目で審美性に優れ、残っている歯への負担も少ないです。
    メンテナンスを続ければ長期間使用でき、入れ歯やブリッジにはないメリットがあります。

    短期で治療でき、費用も安い入れ歯には部分入れ歯と総入れ歯があります。
    部分入れ歯は残っている歯に金具で固定しますが、これにより固定歯に負担がかかり、金具が目立ちます。
    また、入れ歯は安定感がなく、噛む力が弱く、装着時に違和感を感じることがあります。

    短期的な治療が可能で、費用も抑えられるブリッジは、両隣の天然歯に被せて固定します。
    入れ歯より強く噛めますが、天然歯を大きく削る必要があり、寿命が短くなる可能性があります。
    また、周囲に汚れが溜まりやすく、虫歯のリスクもあります。

    治療期間は数ヶ月以上かかるが、保険診療で対応することができるため比較的費用を抑えることができる。
    安定すれば自分の歯と同じように生活することが可能であるが適応症が限られるため適応の可否を慎重に見極める必要がある.

    耐久性・寿命 ◎

    メンテナンスさえ怠らなければ長期的に安定

    ×

    保険適用の入れ歯だと4~5年ほど

    △

    保険適用のブリッジだと7~8年ほど

    〇

    安定したら天然歯と同等

    噛む力 ◎

    天然歯とほとんど遜色なし

    △

    天然歯の1~4割ほど

    〇

    天然歯の6割ほど

    ◎

    天然歯と同等

    ほかの歯への影響 ◎

    他の歯に負担をかけることはない

    ×

    留め金を掛ける歯に負担がかかる

    △

    両隣の健康な歯を削る必要がある

    ◎

    他の歯に負担をかけることはない

    お手入れ 〇

    天然⻭と同じように通常の歯磨きでお手入れが可能

    ◎

    取り外すことでお手入れが簡単ではあるが入れ歯洗浄剤を併用する必要がある

    ×

    通常の歯磨きに加えて歯間ブラシでの清掃が必要

    ◎

    天然歯と同じように通常の歯磨きで対応可能

    費用 ×

    自費診療(保険適用外)のため高額

    ◎

    保険適用の低価格のものもあり

    〇

    保険適用の低価格のものもあり

    〇

    保険適用の低価格のものもあり

    適応範囲 〇

    広い

    ◎

    全て対応可能

    △

    支台歯の状態による

    ×

    かなり狭く年齢に影響される

     

    歯牙移植に関するQ&A

    Q歯牙移植は本当に有効な治療法なのでしょうか?
    A歯牙移植による治療は、自分の歯を使うためアレルギーなどの拒絶反応が起こりにくいこと、骨の再生が得られること、自然な噛み心地や見た目が得られることなど、さまざまなメリットがあります。移植した歯が一生使えるかどうかはっきりしたことは言えませんが、インプラント治療をできるだけ先に延ばすという観点では、とても有効な治療法であると考えられます。
    Qどのような歯が移植できるのでしょうか?
    A基本的にはどの歯でも移植は可能ですが、原則として親知らずや噛み合わせに影響のない歯、あるいは矯正治療の際に抜歯された歯などを使用します。また、移植する歯は、虫歯や外傷がない健康な歯であることが条件になります。
    Q移植したは歯は、何年かで抜けると言われた。
    Aウソです。それは何十年も前の話です。正しい理論と術式で移植した歯は通常の歯と同じだとお考えください。
    Q手術は痛いのですか?腫れますか?
    A正直な答えとして、人それぞれです。まず、手術中のお痛みは麻酔によりありません。まったく痛みなく終了する方がほとんどです。頻度は少ないのですが、必要に応じて、笑気麻酔や静脈内鎮静を行います。 また腫れも個人差です。短時間の手術ですので腫れることの方が圧倒的に少ないのですが、腫れる場合はほとんど予測できますので、術前にお知らせいたします。
    Q期間はどれ位かかりますか?
    A部位や状況にもよりますが、ほとんどの方が2~3ヵ月で普通に咬めるようになります。その後もしばらく定期的にチェックしていきます
    Q治療費はいくら位掛かりますか?
    A当院の自家歯牙移植は自由診療です。移植完成後に、かぶせ物が必要なときは、別途ご費用が掛かる事もございます。別途費用が掛かる場合は直接ご説明いたしますが、気になる際は事前にご相談くださいませ。
    Q歯が折れて(割れて)、抜歯と言われたが・・・
    A痛くて耐え難いときは別ですが、まずは次のステップを決めてから実行すべきです。移植が可能かどうかを診査すべきです。
    Q何才まで移植はできますか?
    A何才でも可能だと思いますが、過去のデータを見ると40代までの成功率は高いようです。また個人差もありますので、まずはご相談ください。
    Qインプラント治療とどちらにするか迷っている。
    Aドナーがあり、50才以下の方ならば、まずは移植をご検討されてみてはどうでしょうか。ドナーの歯の形が良いなど、条件が合えば移植が第一選択になります。
    Q歯を抜いて何年も経っているが、移植は可能ですか?
    A抜歯した穴のない場合でも、移植は可能です。
    Q移植したあと、ドナーの神経は残りますか?
    A歯の根っこが完成していない若い方の移植の場合、神経は残ることが多く、生き続けます。一般的に成人の移植では、神経は残りません。適切な治療を行えば、通常の歯と同様、咬みごこちよく長持ちします。
    Q歯周病で抜いた歯なのだが、移植はできますか?
    A移植は周囲にたっぷりの骨があることが望ましいのです。歯周病の場合、骨が減ってしまっていることが多く、場合によっては不可能なこともあります。 まずは担当医にご相談ください。

     

    歯牙移植は確かに有効な治療法ですが、移植する歯やお口の健康状態など、多くの条件を満たしていなければならず、すべての患者様に行える治療法ではありません。
    当医院では患者様お一人おひとりの症状やご希望に合わせて、歯牙移植以外にもインプラント治療や入れ歯、ブリッジといった適切な治療法をご提案しています。治療に関しては、当医院までお気軽にご相談ください。

     

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